家族関係の問題行動は「自分を見て」というサイン?まずは自分を認めることから始めてみませんか
- 4 日前
- 読了時間: 8分
愛媛県松山市駅から徒歩3分の心理カウンセリングルーム、公認心理師でコミュニケーション心理学NLPトレーナーの中嶋です。
今日は、家族関係の中で起こる問題行動と、「自分を見てほしい」という心のサインについて少しお話ししてみたいと思います🎵
家族の様子が変わると、不安になりますよね
家族が急に怒りっぽくなったり、これまでできていたことをしなくなったり、学校や仕事に行きづらくなったりすると、
「どうしてこんなことをするの?」「何度言っても分かってくれない」「私の接し方が悪かったのかな」
そんなふうに、戸惑ったり、自分を責めたりすることがありますよね。
家族の問題行動を目の前にすると、私たちはどうしても、その行動をやめさせることに意識が向きやすくなります。
けれども、その行動の奥には、本人もうまく言葉にできていない、
「私のことを見てほしい」
「ここにいることに気づいてほしい」
「自分を必要としてほしい」
という心の声が隠れていることがあります💭
もちろん、すべての問題行動が承認欲求だけで起きるわけではありません。
体調や発達上の特徴、学校や職場の環境、経済的な問題、夫婦間のすれ違いなど、さまざまな要因が関係します。
それでも、家族関係に何か変化が起きたときには、
「この人は、最近どんな気持ちで過ごしていたのだろう」
「十分に見てもらえていると感じられていただろうか」
と一度立ち止まってみることは、とても大切🌿

人は「見てもらえている」と感じることで安心します
私たちは誰かから、
「そこにいることを知っているよ」
「あなたのことを気にかけているよ」
「あなたは私にとって大切な存在だよ」
と感じられることで、心の安心を育てていきます。
これは、何か立派なことをしたから認められるということではありません。
成果を出したからでも、役に立ったからでもなく、ただ自分がここにいることを受け止めてもらえる感覚です。
家族の中で、
「誰も自分を気にかけていない」
「自分は必要とされていない」
「自分は何の役にも立っていない」
と感じる時間が続くと、その苦しさが行動や感情、身体の不調として現れることがあります。
本人が意図的に困らせようとしているのではありません。
本人自身も理由が分からず、苦しんでいることが少なくないのです。
だからこそ、問題行動だけを叱ったり正したりするのではなく、その奥にある気持ちを見ようとすることが大切です。
夫婦関係で起こる「自分も見てほしい」という気持ち
子どもが生まれたあとや、仕事や家事が忙しくなった時期に、夫婦関係が変化することがあります。
たとえば、妻が子育てや仕事に追われ、家の中でも休む暇がないほど頑張っているとします。
そのような中で、夫が急に不機嫌になったり、すねるような態度を取ったり、家族以外のことに時間やお金を使うようになったりすることがあります。
もちろん、その行動には本人が責任を持つ必要がありますし、相手を傷つける行動を正当化することはできません。
ただ、その背景に、
「自分のことも見てほしい」
「以前のように大切にしてほしい」
「家族の中に自分の居場所がないように感じる」
という寂しさが隠れている場合もあります。
責める前に、
「最近、あなたも寂しかったのかな」
「私は忙しくて、ゆっくり話を聞けていなかったかもしれないね」
と、気持ちに目を向けることが、夫婦のコミュニケーションを開くきっかけになることがあります。
ただし、暴言や暴力、浪費、依存などがある場合には、理解しようとすることと我慢することを混同しないでくださいね。
安全を守りながら、必要に応じて第三者へ相談することが大切です。
子どもの問題行動にも、言葉にならない気持ちがあります
子どもの場合も同じです。
勉強をしなくなったり、部活動に行かなくなったり、朝になると体調不良を訴えたりすることがあります。
そのとき、
「怠けている」
「やる気がない」
「もっとしっかりしなさい」
と行動だけを見てしまうと、
子どもはさらに、
「分かってもらえない」
「自分のつらさを見てもらえない」
と感じるかもしれません。
まずは、
「最近、何かしんどいことがある?」
「うまく話せなくてもいいよ」
「あなたの味方でいるよ」
と伝えてみてください。
すぐに答えが返ってこなくても大丈夫です。
大切なのは、質問に答えさせることではなく、「気にかけてもらえている」と感じられる関わりを積み重ねることです😊
家族を見る前に、自分自身を見ていますか?
ここで、もう一つ大切なことがあります。
家族が「自分を見てほしい」というサインを出しているとき、家族を支えている人自身も、自分を見失っていることが少なくありません。
特に、妻として、母親として、仕事をする人として、さまざまな役割を背負っている方は、
「もっと頑張らなければ」
「私がしっかりしなければ」
「これくらいできて当然」
と、自分を厳しく評価してしまうことがあります。
朝起きて、食事を準備して、仕事へ行って、買い物をして、洗濯をして、家族の予定を管理して、親戚との付き合いや家の用事まで考える。
一つひとつは小さく見えても、そこには大きな時間とエネルギーが使われています。
それなのに、一日の中で一度も、
「今日もよくやったね」
「しんどい中でも頑張ったね」
「買い物に行けただけでも十分すごいよ」
と自分に声をかけていない方が、本当に多いのです。
自分自身を認める余裕がなくなっていると、家族を認めたり、じっくり話を聞いたりする心の余白も持ちにくくなりますよね。
これは、愛情がないからではありません。
心のエネルギーが残っていないだけなのです。
NLPの視点で見る「自分への言葉かけ」
コミュニケーション心理学NLPでは、私たちが自分自身にかけている言葉も、心の状態に大きく影響すると考えます。
「まだ足りない」
「こんなこともできない」
「もっと頑張らなければ」
という言葉を毎日自分にかけていると、心や身体は常に追い立てられているような状態になります。
反対に、
「今日はここまでできたね」
「本当によく続けているね」
「疲れている中で、これを終えたのはすごいね」
と、事実に基づいて自分を認める言葉をかけると、少しずつ心に安心が生まれてきます。
これは、自分を甘やかすことではありません。
自分が使ったエネルギーを、自分自身がきちんと確認することです✨
今日からできる「自分を見る」3つの習慣
まずは、家族に何かをしてあげる前に、自分自身へ小さな承認を届けてみましょう。
1.家事や仕事を一つ終えるたびに言葉にする
洗濯物をたたんだら、
「今日も洗濯物をたためたね。よくやったね」
仕事を一つ終えたら、
「ここまで集中できたね。お疲れさま」
と、心の中で声をかけます。
大きな成果でなくて大丈夫です。
一つ行動するたびに、その行動を見届けることが大切です。

2.一日の終わりに「できたこと」を3つ書く
「朝、起きた」
「食事を用意した」
「しんどかったけれど、今日を終えた」
それだけでも十分です。
できなかったことではなく、すでにやったことへ意識を向けてみてください。
3.役割ではなく、一人の人間として望みを聞く
「妻だから」「母親だから」「社会人だから」
という役割を少し横に置いて、
「私は今、何を食べたい?」
「どんな音楽を聴きたい?」
「今日は何を見たい?」
「本当は少し休みたい?」
と、自分に尋ねてみましょう。
全部を実現できなくても構いません。
自分の望みを無視せず、気づいてあげること自体が「自分を見る」という行為なのです🌿
家族への声かけは、短くても大丈夫です
自分に少し余裕が戻ってきたら、家族にも短い言葉を届けてみてください。
「今日も仕事に行ってくれてありがとう」
「最近、頑張っているよね」
「あなたのことをちゃんと気にかけているよ」
「話したくなったら聞くからね」
長い話し合いをする必要はありません。
相手を変えようとせず、存在に気づいていることを伝えるだけでも、家族関係の空気が変わり始めることがあります。
家族が「自分を見て」と強く訴えているように感じるとき、それはもしかすると、あなた自身の心からの、
「私のことも見てほしい」
「頑張っている私を認めてほしい」
というメッセージと重なっているのかもしれません。
まずは今日、自分が行ったことを一つだけ思い出して、
「今日もよくやったね」
と声をかけてあげてください。
そして、そのあと家族の誰か一人にも、
「今日もお疲れさま」
と伝えてみてくださいね😊
自分を認めることと、家族を認めること。
その小さな循環が、家族関係を少しずつ安心できるものへ変えていきます。
当カウンセリングルームでは、カウンセリングを受けるかどうか、このカウンセラーが自分に合うのかなという不安を解消するための30分無料相談枠をご用意しております。
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